A Short Hikeがかわいくてクレアちゃんが愛らしいし、お値段はお手頃だしオススメだよ、というお話

現代は昔に比べて、日々の生活で感じるストレスやモヤモヤが多くなってきているなー感じるのよ。その原因はもしかしたら年齢を重ねてきたとか、モノや情報が溢れているからとか、SNSで交わされる剥きだしの言葉の応酬に疲弊しているからなのかもね。

世間でいうところの“おじさん”になった今、生きていくうえで大切なことは、案外“いかに自分の機嫌をとるか”にあるんじゃないかなぁと思うわけです。

『A Short Hike』は悩める鳥のクレアが主人公のオープンワールド・ハイキングゲーム。ふさぎ込む彼女を気にかけた親類の薦めで訪れた州立公園で出会う人たち（と言っても全員動物だったりカエルだったり）と触れ合い、自然があふれる島で時には人探しやモノ探しに奔走し、時にはゴキゲンなアクティブティを体験しながら、ケータイの電波が届くエリアを探すのが目的です。

本作はもともRPGを開発している作者が、RPG制作の気晴らしに作られたそうで、疲れた心と体をジンワリ癒してくれる優しさと愛らしさに満ち溢れているのも頷けます。

釣りやボート遊び、そして本作最大の気持ちよさである滑空（悠々と舞いながら島を見下ろす爽快感な！）といった島での自由な遊びはもちろんだけど、種類の違う問題や悩みを抱えた住人や公園の来訪者、そして彼らの中にあるストーリーにこの作品の魅力が詰まっている気がしてなりません。