美しい庭園の島々からなる不思議な空間に迷い込んだ親友同士の少年と少女が主人公のパズルアドベンチャーなんだけど、操作するのは登場キャラではなく、島に流れる時間なのよね。時間操作といえば、かつて初代Xboxの専門誌でクロスレビューを担当していたころにプレイした名作『ブリンクス・ザ・タイムスイーパー』を思い出しま……あれ？ 知らない？ まぁ、そっか、オッケー。時間を進めたり戻したり、時には止めて島に置かれたアイテムに対してアクションしたりしながら、島の頂上にある祭殿のような場所に聖なる輝きを秘めていそうな光を納めるとステージクリアでーす。
ステージとなる島は少女たちの大切な記憶から抜け出してきたような、ちょっとノスタルジックなパーツで溢れ、キャラクターと共に繊細で独特の空気感を持った魅力的なグラフィックで描かれます。ただ島をウロウロさせる（正確には時間を操ってキャラをフラフラさせる）だけでも仕掛けられた巧妙なギミックとこだわり抜いたアートワークに気付くんじゃないかな。
なお謎解きの難易度は以前取り上げた『GOROGOA』を2度クリアした娘がステージ10くらいで匙を投げた程度の難易度です。……です、じゃないよな、わっかんないよな。実はセーブデータを娘に上書きされて全然やる気が起きなかったのよね……。再開しますかね、今夜あたりから。楽しみにしてた『YIIK』ももうすぐリリースされるみたいだし。
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